商品説明 本品は29500円で落札されましたが、キャンセルされましたので再出品しました。◇私のステレオ初体験は、ラジオを２台用意し、それぞれにNHK第１、第2のダイヤルを合わせて聴く「NHK立体音楽堂」。当時はコンソール型ステレオを持つのが庶民の夢であったが…。◇やがて、大迫力の大型スピーカーでなければ「スピーカーにあらず」とばかりに、狭い部屋にも拘わらず、ALTECーA5やJBL43シリーズを漁った。アンプも評論家のことばに酔い、あてどもなく漂流を繰り返すばかり。新冠町レ・コード館の日本最大の直径1,7Mオールホーンシステムも見学に。どれほど散財したことか。◇晩年、「６万円で創る究極の音」の著者井上春樹氏に「宇宙人が作ったのか？」と言わせるジャーマンビンテージ中小型スピーカーの美音に魅せられて、小さな幸せをかみしめるようになった。◇ところが、最後の故郷ツアーで、再び青春時代のコンソールステレオに巡り合い、その懐かしさとともに、奥ゆかしいがからだに溶け込んでくるような響きに魅せられてしまった。決してJAPAN製はダメではなかった！◇そこで、コンソールステレオのスピーカーボックスを発掘、改造してもらい、サンスイのフルレンジにツイーターを追加し３WAY構成の昔懐かしのステレオ音を再現できた。◇ボックスに余裕がある（中央部のプレーヤーに合わせた、ユニットの2倍もの容量）ので、刺激の少ない響きとなっている。◇昭和ノスタルジーのJAPAN製ステレオには、独特の味わいがある。一言でいうと「耳に優しい」のだ。心を癒してくれる雰囲気は外国製にはない魅力だ。◇ボックスとユニットのマッチングはベストに近いと自負している。◇SANSUI のAU-D907で鳴らす「ジャクリーヌの涙」、「KANTATE DOMINO」（私のリファレンス）、小野リサ「あの日に帰りたい」、BACH「我を憐れみたまえ」、、、、心ゆくまで楽しませてくれる。◇どなたかに是非この歓びを分かち合っていただきたい。（米寿を迎えて顧みると、ALTEC、JBL、TELEFUNKENN、TANNOY等をムサボリ、失敗だらけのオーデイオ遍歴だった。自分は単に音を聞いていただけだったのではないか、楽音を愉しんで来なかったのではないかと、自問している。そして、本当のオーデイオファンになれたと思った矢先に、環境の激変に見舞われ、多くのモノたちとも別れを告げなければならなくなった。とうとう私のオーデイオ遍歴は失敗で幕を閉じるが、それもまた人生。いい思い出となっている。）◇SANSUIのスピーカーボックスは、pinkrose-kyo.39さんに加工していただいた。容積がたっぷりあるのと、なんといってもウーハーに余裕があるので、国外の製品に引けを取らない。きっと、日本人の魂を揺さぶってくれるに違いない。＜発送について＞２個口は、ヤフオクの自動配送システムを利用できないので通常配送１６０サイズ２個口で送ります。＊失敗談＊ 経験年数が長いだけのオーディオファンが犯した失敗談は恥ずかしながら数限りなくあるが、その筆頭は、スピーカーやアンプを紹介する動画などで扱われる音源のこと。必ずと言ってよいほど素晴らしい音源なので、即その機器が優秀だと思い込んでしまうのだ。そこで、「自然音」を基準に評価することにしている。（「田舎の夜/静かに流れる川のせせらぎ・カエルの声」などはその好例）――参考までに