こども講談 四 / 旭堂南湖 (オーディオブックCD) 9784775988978-PAN

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商品情報

商品説明 <収録内容>「山田真龍軒、敗れる」山田真龍軒は鎖鎌(くさりがま)の使い手。鎖鎌というのは恐ろしい武器。鎌の柄(え)になめし皮でできた長い鎖がついており、鎖の先には分銅(ぶんどう)という鉄のおもりがついてある。敵が刀を構えていると、ビューと分銅を投げつける。敵が刀で分銅を受け止めると、なめし皮の鎖が刀に巻きつく。そのまま引っ張ると、敵の刀を奪うことができる。そこへ飛び込んで行って、鎌で首や体をスパーッと切る。山田真龍軒は誰と戦っても勝っていた。生涯の内で負けたのはたった二回。これから申し上げるのは、山田真龍軒が初めて負けたお話…。「けちん坊の治兵衛 前編」けちな人のことを、吝嗇(りんしょく)とか、ガリガリ亡者(もうじゃ)とか、しみったれとか、六日(むいか)知らずと申します。六日知らずというのは、一日、二日と、指折り数えていきますね。三日、四日、五日。手はグーの形に握っています。六日となると、また指を開かないといけない。一旦握ったものは、二度と放したくない。そこでけちな人のことを六日知らずと申します。このお話の主人公は、けちん坊で吝嗇でガリガリ亡者でしみったれで六日知らず。何しろ、出すものは舌を出すのも嫌だ。入るものならば、目の中にゴミが入っても嬉しいという、とんでもない人。「けちん坊の治兵衛 後編」和国餅の主、治兵衛は大変なけちん坊。ある日のこと。治兵衛が、帳場(ちょうば)格子(こうし)の内で、パチリパチリとそろばんをはじいております。ひょいっと見ると、今、餅を食べ終わった百姓男。しきりに懐に手を入れ、小首をかしげている。財布を旅籠に忘れてきたらしい。百姓男はカタを置いて、財布を取りに行くことになった。「それじゃあ、ふんどしをカタに置いて行こうかな」「いや、ふんどしは困りますんで。もう少しきれいなものを」さて、どうなる…。「重成は沈勇」木村長門守重成は大阪冬の陣、夏の陣で活躍しました。若大将です。木村重成の碑が大阪の中之島に立っております。これを木村長門守重成表忠碑と申します。この人は十七歳の時、大阪城の豊臣秀頼の元に仕えました。そして、大阪城内一番の美人と言われました真野豊後守の娘、青柳(あおやぎ)と手紙のやり取りを致しました。まあ、ラブレターの交換です。相手が青柳やからよかったんです。白ヤギさんなら読まずに食べますからね。「秋色桜」元禄の頃、菓子職人甚兵衛さん。妻は亡くなりまして、一人娘のお秋と二人暮らし。お秋は、俳句が上手で、宝井其角の弟子となり、秋色という名前を頂きました。その頃、上野東叡山寛永寺。ここには輪王寺の宮様という尊い方が住んでいました。季節は三月の半ば。桜の花は、咲きも残らず散りも始めず花盛り。誠に美しい。十三歳のお秋はお花見にやって参りました。清水堂の脇に、しだれ桜が一本ございます。美しい蕾(つぼみ)が今開こうとしている。お秋が「何と綺麗なお花だろう」と見とれているところへ…。「宮本武蔵の少年時代」宮本武蔵は剣術の達人で、新免二刀流を編み出しました。生涯に六十数回戦って、ただの一度も負けたことがないという。実に武芸の神様でございます。宮本武蔵の父親は、吉岡無二斎と申しまして、剣術の達人。その次男坊で、七之助。これが後の武蔵でございます。さて、十五歳の七之助。しきりに木を切ってきては、それを削って、木剣をこしらえています。出来上がった木剣を二本持って近所の山へ入る。武蔵が二刀流を編み出した。父親の吉岡無二斎は、そんなことには気が付きません。ある日のこと…。「相撲の歴史」只今でも、大相撲は人気でございます。二カ月に一度、相撲興行が行われていまして、テレビ中継もあります。テレビで見ても面白いですが、生でまじかで見てみると、力士の大きさ、迫力、また相撲取りが髪の毛につけているびんつけ油の甘い匂いが漂ってきまして、実によいものです。そもそも相撲は、随分古くからありまして、その昔、野見宿禰と当麻蹴速が争った。七日七晩戦いまして、とうとう野見宿禰が当麻蹴速を蹴り殺した。これが相撲の元祖と言われ、野見宿禰は相撲の神様と言われています。「最強力士雷電 前編」為蔵という十八歳になる若い男が、「おらあ相撲取りになってくれよう」と、信州小諸の大石村からノソリーノソリーッと江戸へ出て参りました。体も大きい、力も強い。どれぐらい大きいかと申しますと、身の丈六尺七寸五分あるという。今で言いますと二メートル以上です。オンギャアと生まれました時に、産婆さんが抱えて産湯を使うのが当たり前ですが、為蔵の場合は違った。オンギャアと生まれました時に、産婆さんを抱えて産湯を使ったと申します。まあ、これぐらい大きくて力も強い。「最強力士雷電 後編」谷風の弟子となりました雷電為右衛門。初土俵で、幕内へ付け出しました。さあ、これが江戸では大評判。「もし」「なんです」「えらい大きな相撲取りがでけたそうですな」「ええ、私の知り合いがヒョイッと見たそうが、何でも見上げましたら、胸より上が雲に隠れて見えなんだと言います」「それは嘘でしょう。あんたの知り合いは講釈師ですか」「三方ヶ原の戦い パート4」講談師になって、最初に練習するのが三方ヶ原の戦い。徳川家康と武田信玄の合戦です。いつ、どこで、誰が戦っているのか。どんな鎧を身に着けているか、どんな兜をかぶっているか、人数は何人か。これをリズムよく、読んでいきます。こういう合戦の様子を描いた講談を修羅場読みといいます。この三方ヶ原の戦いを何度も何度も繰り返し練習すると、大きな声が出せるようになります。今日からあなたも講談師になれますよ。3巻の続きです。登録日:2022-05-11 営業時間は平日9:30-17:30となります。※土日祝日お休みとなります。

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